白ゆき姫殺人事件の映画化が決まりましたね~。
井上真央さんと綾乃剛さん主演です。
予告動画
原作者は
告白も一気に読ませる系の小説ですが、白ゆき姫殺人事件も結構一気読みができます。
内容的なものは、ちょっとした叙述ミステリーて感じかな?
ネタバレになりますが、
犯人と思われて、うわさになった子が犯人ではなく、うわさをしていた同僚が犯人。そこらへんは叙述ミステリーに慣れている方にはものたりないかもですが、白ゆき姫殺人事件は、叙述ミステリーに主をおいているわけではないので。
お話をよんでいるその時、ツイッターみたいな世界ではこういうことがつぶやかれていたというのが、巻末の付録としてついています。
なので、本編を読む、後ろのツイッターみたいなのを読むといった作業が嫌な人にはちょっとといった感じのようですが、
私は、斬新なアイデアでよいのではないかなと思いました。
今どきをよくとらえていると思います。
きっと、こんな風に、みんな無責任につぶやいたり、実は〇〇らしいよ~
が伝言ゲームになっていくうちに、〇〇なんだって~に変わっていく。
炎上ってこういう風にしておこっていくんだというのがよくかけている作品だと思いました。
事件の記事とかが途中で出てきたりという感じで、読者はまるで、1ニュースの事件をみている側のような視点になるような構造にしてあるのだと思いますが、そういった作風が嫌いな方も多いようで。
私も、本を集中して読んでいるところに事件の記事がでてくるとちょっと
「あ、読むのめんどくさ」
とは思いましたが、うまい手法だとは思いました。
これをはたして映画でどう表現するのかは大いに謎だし、うまくできるのか?と思うのですが。
いろいろな方が、叙述ミステリーの映像化にチャレンジされていますが、なかなか苦戦されているようで。
なんかはなかなかうまく映像化した作品ではないでしょうか。
で、今回はこの『アヒルと鴨のコインロッカー』、『ゴールデンスランバー』など、ヒットメーカーでありながら、複雑な物語を巧みに描く手腕で高い支持を得ている中村義洋が監督されるので、ちょっと期待です。
なんにしても、お話を楽しむというより、あの斬新な手法を楽しむ小説だと思うので
一度、小説の方を読んでみるのがおすすめだと思います。
今なら、図書館等でかりるのも予約が少ないのではないでしょうか?