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舟を編む 映画と小説 感想と相違点など

舟を編むの小説を読みました。

そう、あの本屋大賞をとった舟を編むです。

映画がものすご~く面白くずっと本も読みたいな~と思っていました。

映画版もものすごく良かったのですが
やっぱり原作はよかった~。

ただ、辞書を作っているだけなのにこんなに感動するなんて。

映画版と違って、原作の方は、4部作になっており、それぞれ視点が変わっていきます。

馬締からはじまり、西岡、岸辺そして、馬締に戻ります。

映画版は基本、ずっと馬締視点です。

馬締が思い切って西岡に声をかけるシーンなどは映画版でかなりいいな~と思ったシーンでしたが、それは原作の方にはなかったです。

香具矢と馬締がお互いの気持ちを確かめ合うシーンは、映画版の香具矢が、
「あんな手紙難しすぎてわかんなくって、嫌がらせかと思うじゃん!」
「人によませちゃったじゃん」
といって怒るシーンがなかなか新鮮で良かったのですが、

原作の方は、かなり、香具矢ちゃんが、積極的でおーっと
って感じです。

それまた、微笑ましいのですが。

そして、原作の香具矢は宮崎あおいさんよりももっと不器用な感じです。あんな可愛らしい感じではなく

小説にもでてきますが「自分不器用なんで・・・」と言い出しそうな感じだそうです(笑)

個人的には、自分は西岡に一番親近感を覚えました。

マジメなんて、カッコ悪い、一生懸命やってる人をみればすごいな~と思って、自分は蚊帳の外。

でも、そんなにかっこ悪くても、不器用でも、やっぱり一生懸命生きている人が成功を手にし、幸せになれるってこともわかってるんです。

なんでも、器用にこなせるけど、でも、結局は、そこまでで、一流にはなれない。

そこに、馬締が
「西岡さんは必要な人です」
といってくれて、涙がでそうになる気持ちが痛いほどわかりました。

岸辺も同じです。

やっぱり、何かに本気で取り組むって素敵です。

損得勘定抜きで一生懸命やる。

その姿に、人は引き寄せられ、魅せられ、感動するんだということを痛いほど痛感した作品でした。

そして、辞書作りの作品ということもあり、

ものすごく、自分の発する言葉、記する言葉を大切にしなければとも思わさせた一作です。

久しぶりのヒット作!
小説、映画どちらもお勧めです。

DVDとブルーレイは11/8に発売のようです。

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