ドラマ 花の鎖を見ての感想(ネタバレ注意!!)

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白雪姫殺人事件も映画化することになった、湊かなえさん原作の花の鎖が放送されましたね~。

松坂桃李くんがでているということで、あまり期待せずにみたのですが、これがなかなか面白かったんです。

キャストもなかなか豪華で

中谷美紀さん

戸田恵梨香さん

松下奈緒さんです。

男性陣も豪華。

今、のりにのっている松坂桃李さんに、ご結婚おめでとうの要潤さん。そして、あすなろ白書を思い出す、お久しぶりに見た筒井道隆さんです。

お話は、湊かなえさんらしく、3人の女性を主人公にして視点が変わっていきます。

ばらばらの3人だと思っていたのですが、これが、全部つながっているお話。

ま、それは予想がつきますよね。

ネタバレにはいっていきますが、

実はこの3人

祖母・子・孫
にあたります。

きっと本を読んでいたら、うまい叙述トリックになっているんだと思います。

人間の嫉妬が、人の人生を狂わせてしまうといったお話といったらよいでしょうか。

筒井道隆さん演じる和也さんの設計図を中谷美紀さん演じる美雪(奥さんです)のいとこの陽介に自分の作品として発表されてしまいます。

その後、和也さんは山で事故死。

自殺?他殺?

ま、このタイミングで死んでしまっては疑いのまなざしが陽介さんに向いてしまうのは仕方がないことでしょう。

そして、この時、美雪のおなかには子供(戸田恵梨香)が。

陽介の子(松坂桃李)と美雪の子はそれを知らず、お互いに惹かれあいます。
しかも、白血球の型が同じということをしり、ますます運命を感じます。

が、事実をしり、戸田恵梨香は陽介の子を拒絶。

その後、陽介の子は白血病になりますが、実は美雪の子は陽介の子と白血球の型が同じなので、骨髄移植をしてほしいと。。。。

う~ん。親の敵の子の命を、自分を傷つけてまでなぜ救わなくてはならないのか?と悩む美雪の子。ですが、そうはいっても気持ちは心ひかれた相手ということもあり、苦しみます。

結果、骨髄移植をすることに。

その後、陽介の子はずっとKとして美雪の家庭を足長おじさんのように陰ながら援助。

この美雪の子の子が松下奈緒さんというわけですね。

おばあちゃんががんなので手術費を助けてほしいとKに依頼したことから物語が動き始めるといった感じですが、時系列をばらばらに、それぞれの女性の視点から物語が進んでいくというものです。

中谷美紀さん演じる美雪は夫の設計図が盗まれたのは自分の不注意からだと思い、それが原因で夫を死にいたらしめてしまったとずっと苦しんでいましたが、最後に、年老いた陽介さんが和也さんのかばんにはいっていたという美雪宛ての手紙を読むことで心が救われます。

それと同時に作品を横流ししたのは、信頼していた友人の阿部力さん演じる秘書みたいなひとの裏切りだったことが告白されます。でも、これもまた、和也さんの設計図に自分がかかわったことを記してくれなかったことへの失望からの裏切り。

ちょっとした、気持ちのすれ違いが生んだ悲劇といった感じですね。

和也の手紙、なぜ、もっと早くに渡しておかなかったんだというツッコミはすごくありましたが、一度かくしてしまうと、確かに出すタイミングはなかなかないのかと。。。。でも、息子が白血病になったときとかに出せばよかったのでは?とかいうのは置いといて。

お手紙は、すごく心があたたまるお手紙でした。

あんな、お手紙旦那様からもらえたら幸せだな~。と思える手紙。

でも、死んで何年も後に読むのはちょっと切なすぎるかも・・・・

ちょっと原作が読みたくなるドラマでした。

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