風立ちぬ(ジブリの新作)の感想

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風立ちぬの試写会に友達が当選したので、一足先にみてきました~。

笑ってコラえてで特集されたりしたので、それまであまり今回の作品は興味がなかったのですが、一気に興味津々になり、楽しみに試写してきました。

話は幼少年時期からはじまり、約30年の時を2時間弱で描こうというのですから、いつもどおり、駆け足の展開です。

ナウシカしかり、もののけ姫しかり。

ジブリ作品って言いたいことが壮大すぎて、2時間ちょっとじゃ、伝えきれないんじゃという部分が多いと思うのですが、ま、そこらへんはアニメ映画ということで。

笑ってコラえてでおっしゃられていた、ものすごく時間をかけてかいたという地震のシーンで民衆がパニックになってわらわらするシーン。
1人1人、細かく、荷物などをもって動いているのですが、すごく思い入れがあり、時間もかかったというこのシーン。

わずか、1or2秒。

プロのお仕事ってホント大変だと思いました。
こんなに一瞬のシーンにまで全力投球ですか!と

それらがつながって、すばらしい作品ができているのでしょうが、本当に一瞬の映像でちょっとびっくりしました。

映像は、全体に、本当に美しく、保田道世さんが担当された色彩はもう、終始感動でした。

ほんと、こころがほのぼのぽかぽかしてくる温かい、色合い。
どーしたら、あんなにやさしい色遣いがでてくるのか。素晴らしいの一言です。

ジブリ独特のはしごなのののぼりかたなども、なんであんな、やわらかく素敵な動きになるのか。

そして、なんといってもお得意の飛行機。

力が入っていました。

個人的には、メカ関係の絵は、やっぱり大友 克洋三や、鳥山明作品の方が好きなのですが。

全てにおいて、技術の高さがうかがえました。(素人目にですが(笑))

音響や、音楽も、久石音楽炸裂。作品と見事にマッチしていて主張しずぎず、作品のあたたかさをうまく引き出してくれていたと思います。
ユーミンの歌も、魔女の宅急便を彷彿させるやわらかさで、GOOD。

そして気になる、
声優陣についてですが、

二郎の友達の本庄を西島秀俊さん。
ありでした。
ちょっと自信家なかんじの本庄さんの役、西島秀俊の声ととてもマッチしていたと個人的には思います。

二郎ののフィアンセ菜穂子役、瀧本美織さん。
ここは、ナウシカや、クラリス役の島本須美さんがよかったな~。なんて思いましたが、悪くはなかったです。違和感もなく。

二郎の上司の黒川役、西村雅彦さん。
ぴったりでした。せかせかしたけど愛嬌のある感じが、西村さんの声とあっていたと思います。

菜穂子の父役の風間杜夫さん。とくに教官の声(ふるっ!)とは思わなったですが、可も不可も感じず。
でも、笑ってコラえてをみてたとき、風間さんのおかげであのおそろしく音痴だったスティーブンアルパートさんの歌が、ちゃんと歌になっていたので、みなさん感嘆されていました。

たしかに、あの、ものすごく音痴だった歌、違和感なく聞けました。

そしてそして、カプローニ役の野村萬斎さん。
個人的に、萬斎さんの声、大大大好きなのではなまるでした。
やっぱり、ステキです。萬斎さん。

そして、肝心のストーリですが。

そこまで、おもしろ~いというものではありませんでした。
これは一緒に見に行った友人も同じ意見。

いつものジブリ作品同様、幻想と現実が微妙にいりまじり、実直に大好きな飛行機作りの仕事をし、愛する人を結ばれ、というお話です。

わたくし、女性ですので、菜穂子がでてくるまでが、本当に、たんたんとしていました。映像や音楽が美しいので、眠くなるということはなかったですが、
やはり、女性は恋愛ネタが好き!

菜穂子とのラブラブは、耳をすませばどうよう、うらやましく、あたたかなものがありました。
そして、感動しやすい私は、結婚式のシーンでは涙。

手をつなぎながら仕事をし、
「たばこを吸いたいからちょっと手を放してもいい?」
「だめ。ここですって」

う~ん。ありえない。けどいいな~。かわいい。

いいな~。こんな、強いきずなで結ばれた夫婦。
かわいくって、ほのぼのしててという感じです。

「舟を編む」の夫妻もあたたかく、ほのぼのしていて、自然にお互いを思いやるのがとても、うらやましい関係だと思いました。
こういうの大好きです。

そして、最後に、庵野氏の棒読みで
「私のつくった飛行機は一台も帰ってこなかった」
のセリフ。

これ、庵野氏のたんたんとした棒読みな感じで、いったので、くら~い感じではないのですが、
個人的には重いセリフでした。

大好きな自分の作った最高傑作は結局は人殺しのマシーン。そして、それにのったパイロットも帰ってこない。
わかっていてもこんなつらいことってないと思います。

ダイナマイトを作ったノーベルも同じような気持ちだったのでしょうか?
自分のつくったものが大量殺人に貢献するなんてとても、苦しいことだと思います。

そのあと、カプローニさんが
「君は生きねばならん」「だがその前に一緒に酒を飲もう。良いワインがあるんだ」
みたいなセリフをいってお話は終わりを迎えるのですが、

正直、凡人の私にはこの意味わからず・・・・。

そんな辛いことがあっても、今ある生を懸命に生きていこうというメッセッジだとは思うのですが。

たばこを吸うシーンがものすご~くでてくる、この風立ちぬ。酒とたばこ。。。。そしてキスシーン。

お子様向けではなさそうですね~。

でも、ストーリーはそこまでおもしろいというわけではないのに、なぜか心にほのぼのしたものが残っています。

映画館にいってみて~というほどのおすすめではありませんが、悪くはない作品ではないでしょうか。

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