トムソーヤの冒険の話を知っていますか?
その中の有名なエピソードの一つなのですが、
トムソーヤが、悪さをして、罰として、壁のペンキ塗りをやらされるシーンがあるんです。
友達からは
やーい、罰をうけてやんの!僕は今から遊びに行くけど君はお仕事だね
的にバカにされるのですが、さすがトムソーヤ。これに対して
僕はやらされてるんじゃなくて、このペンキ塗りが楽しくて、仕方ないんだ!
と、答えます。
そうしたところ、友だちはペンキ塗りが楽しそうにみえてきて
僕にもやらせて。
といってくるんですね。
そこでトムは
仕方ないな〜的にゆずってあげるのですが、そうこうするうちに、ペンキ塗りをしたい子供の列ができるという、お話です。
お金払ってでもやらせてって言った子もいたかな?
結局、トムは綺麗に全部塗ったことをほめられるという、ずるがしこさ。
礒野家のカツオ君に通づるものがありますね。
さて、さて今回、実生活にもこれと同じようなことがあるとお聞きしました。
草むしりです。
どなたか、ボランティアで、やっていただけませんか?
と募集したところ、集まりはしたのですが、ボランティアでやっていただいているということから、気は使うし、大変だったそうです。
ですが、
草むしりが、できますよ。させて、あげますよ。
的に募集したところ、応募の人数はボランティアのときよりも、圧倒的に多く、やりたいと思ってくるので、働きも良く、気を使うこともなく楽しく、ワイワイできたそうです。
募集仕方一つで、こんなに違うんですね。
しかも、イネ科の草むしりは、根が強くはって、抜くのが大変だそうですが、マメ科は、するんと抜けて、結構気持ちがスカッとするそうです。
そーいえば、ワーキングホリデーにいくと、日本人は、結構な割合で
フルーツピッキングという、結構過酷な農業に好き好んでいくのですが、これも
海外でネイティブに囲まれて貴重な体験を!
と言った感じのウキウキ感があるようです。
現地の若者はおそらく好き好んではやらないし、日本人も日本ではあまり、選ばないのでは?というものですが、ところかわれば、ですね。
まー、宿が提供されることとか、友だちができるとか、英語が学べるとか、ビザがのびるとか、いろんな、特典もあるのですが。
子供の日本人教師のボランティアも、争奪戦です。
ボランティアなのに、やりたいという、日本人の、需要が多すぎるため、お金を払って、ボランティアを、させてもらいます。
ほんと、仕事って視点を変えたり、状況、場所が変わるだけで、こんなに、変わるものなんだな〜と、実感するお話でした。