エンジェルハート(漫画コミック)1巻<ネタバレ>

エンジェルハート1巻 エンジェルハート
スポンサーリンク

エンジェルハートについては表紙折り返しの部分に作者より、以下の断り書きがあります。

※読書前のご注意
「angel heart」は「city hunter」に登場する団体、人物、事件等には一切無関係です。
たとえ同名の人物等が登場しても、物語的にはまったく繋りがなく、固有のものです。「C・H」の続編と勘違いして読まれて、不快感等を催した場合の責任は持ちかねます。
以上の注意を考慮し、それでも読むと決心された方に著者よりのメッセージです。

「ようこそ、パラレルワールドへ!」

ということで、シティハンターの続編ではありません。

香は死んでしまいますし(シティハンター好きの方はこの部分、受け入れられない方が多いようです)、ファルコンの彼女の美樹は子供です。別の彼女らしき人物が登場します。

リョウや冴子は

年とってます!それでも二人とも素敵ですが。

これをご理解の上、ブログを楽しんでいただけると幸いです。

個人的にはシティハンターより、人情味があふれるお話になっていて、北条先生らしい感じがでてて大好きで新刊を毎回楽しみにしていた作品です。

スポンサーリンク

エンジェルハート 第1話 運命に揺れる暗殺者

主人公のグラスハートは組織からの依頼により、ターゲットを暗殺します。
そこに、ソフトクリームをもって駆け寄ってくる女の子。(この女の子、のちのちの話に登場してきます)

死んだ父親に「パパ」「パパ」と話しかける少女の姿をみてグラスハートのガラスのハートは砕けてしまい、飛び降り自殺。

その二日後に別のエリアで移植用の心臓が盗まれるという事件がおこります。

また、場面はかわり、1年後。

グラスハートに移植した心臓は正常に機能しているのに目をさまさないグラスハートが眠っています。

グラスハートはどうやら
「朱雀部隊」という恐ろしい暗殺組織部隊の人間であるということがわかります。

ここでグラスハートの子供時代の回想シーンがはいり、朱雀部隊にはいれるのは、訓練をともにしてきたものとの殺し合いに生き残った者のみであるという事実がしらされます。

最後にグラスハートは仲間である男の子の首をかっきって生き残ります。

眠っている間にグラスハートは過去に自分が暗殺するたびに心がくだけていくことや最後に見た女の子の顔などを思い出し、心がたえられなくなし、とにかく死を願います。

ところが、自分の死にたいという意思とは反対に、どこかから
「死んではダメ」
という声が

そして、男の人に抱きしめられてとても心地よい気持ちになっている感覚になります。

場所は変わって新宿。

リョウがプールでナンパをしています。(この設定はC・Hから変わらないようです)

でも、はたで見ている冴子はそんなリョウが痛々しいと。

強奪された「香」の心臓が誰かに移植されて、新宿に戻ってくると信じている。
でも、香はもう・・・・

エンジェルハート 第2話 絶叫する夢の記憶

グラスハートは意識下で扉をあける夢を見ます。

その向こうには知らない女性(香)が。

その後、夢をみるのですが、自分の夢なのに姿は自分ではなく香。

男性(リョウ)と待ち合わせをしているようなのですがグラスハートの記憶にはない光景です。

リョウは二人の記念写真を撮るのをOKだといいます。
タキシードを着るのなんて死んでも嫌だけど、ウエディングドレスを着たいという香の気持ちもわからないでもないからと。

香は夢みたいといって泣きじゃくります。

写真撮影当日、雨の降る中、香が撮影所に向かっています。

そのとき、車に惹かれそうになる少女。

香は飛び出して少女を助けます。

そこで眠っているグラスハートの容体が急変します。
心臓を移植してから原因不明の発作が定期的に起こっているようでそれがまた出たようです。

これ以上はどうすることもできないということで、グラスハートは処分されることになるという話が眠っていながらも聞こえてきます。

ここで、グラスハートは楽になりたいと思うのですが、心臓が

「もう死にたくない!」
と。

そこでリョウがでてきて
「生きてくれ!」

これがきっかけとなり、生きることをあきらめていたグラスハートの心にも
「生きたい!あなたと離れたくない!」
ということで目覚めます。

エンジェルハート 第3話 あの人に会いたくて

目覚めたグラスハートは、その身体能力、暗殺能力をいかして、見張りの男たちをあっさり殺し、病院から脱出します。

服を着替えていると胸に大きな手術痕。

カオリ

リョウ サエバリョウ

という言葉が頭をよぎります。

グラスハートは組織のパソコンにアクセスし、サエバリョウが新宿にいることを突き止めます。

その後、グラスハートは組織を半壊させて新宿に向かいます。

半壊させた建物をみて笑う李大人(組織のボス)

二週間後 新宿

女性の胸元を心臓移植の後をチェックしているという言い訳の元いやらしい目で見るリョウとそれをいましめる冴子。

冴子の見解では移植した心臓は摘出してから4~5時間以内に移植しないとダメになるとのこと。

しかし、記録にそんな移植手術をした病院はない。

それでもリョウは心臓はかならず新宿にもどってくると信じます。

その後リョウのミニで冴子を署まで送るリョウ。

でも、遠回りをして不思議に思う冴子。

リョウは香が死んだ場所に行くことができないようで迂回していることに気づきます。

その時、香が死んだ現場にはグラスハートが・・・

エンジェルハート 第4話 新宿で大暴れ!

交差点にたたずむグラスハート。

交差点がXになっているのをみて

XYZ
の文字が浮かびます。

そこに、小物のチンピラとその若がしらが登場

XYZという言葉に若がしらが

「XYZ まっさかね、こんな小娘がヤツのことしってるはずないしィ」

この一言に過剰反応するグラスハート。

手がかりをのがしてなるものかとばかりに、若がしらを追い詰めます。

もう、サバイバルナイフで車の天井を切り落とすわ、銃でガスタンクぶち抜くわ。

さすが朱雀部隊。

更に、あらゆる言葉で
XYZって何?
と問いかけます。

若がしらは
XYZはシティーハンターと連絡を取る手段であることしかわからないとつげ、さらに

この女
グラスハート?
と気が付きます。

グラスハートの名前は小物にまで知れ渡っているようです。

エンジェルハート 第5話 思い出に導かれて

若がしらに正体を気づかれたとわかったグラスハートは、若がしらの首をさいて殺そうとしますが、心臓の香がそれを阻止します。

この事件のニュースをキャッツアイで見ているリョウ。

ここでファルコン登場です。
エンジェルハートのファルコンが完全に失明してしまっており、現役を退いて、喫茶店のマスターをしています。

香がいなくなったことで、何かをしようとしているリョウに危惧しているファルコンですが、会話を終えてリョウはキャッツアイを後にします。

その後、グラスハートがキャッツアイに。

目が見えないファルコンには入っていた客に

「香か!」
といって驚きます。

エンジェルハート 第6話 思い出との再会

グラスハートが起こした事故に胸騒ぎを感じる冴子。

そして李大人にもその事故の話は届き、
「なぜ新宿?」
となり、

心臓の記憶に引きずられているのでは?

から

心臓のドナーは誰だ?
となり

槇村香であることが発覚します。

この事実をしり、笑い出す李大人。

新宿にもどって、
ファルコンがグラスハートにコーヒーを入れます。

いつものように香の席に座り、コーヒーを飲むグラスハート。

ファルコンからも
「お帰り」

コーヒーの香を懐かしむグラスハート。

ですが、ここで我に返り、

「なぜ、こんなことを思うんだ!こんなもの飲んだこともない」

といってキャッツアイを飛び出していきます。

「香が帰ってきた」
とつぶやくファルコン。

エンジェルハート 第7話 伝言板への助走

戻った方がいいような気がしてといってキャッツアイに戻ってきたリョウ

香のカップがだされていることに気が付くリョウ

「お前の勘もにぶったな 一足遅かった」とファルコン

新宿にいると香の記憶がなだれ込んでくることに戸惑うグラスハート。

伝言板を見つけることができず、路地裏で座り込みます。

XYZと地面に書きつけているとそれを見たポン引きぽいじいさんが

「XYZとはめずらしい 噂をきいてどこぞのいなかから伝言板に書きにきたんだろう」
と話しかけてきます。

これをきいてグラスハートは
「伝言板はどこにある?」
と詰め寄ります。

伝言板の場所をきいてかけていくグラスハートですが、老人は

「東口伝言板にXYZ もうあとがない助けてくれ そう書けば望みがかなうという しかし今は・・・」

新宿東口にたどり着くグラスハート

エンジェルハート 第8話 出合という名の再会

香の幻に導かれるように新宿東口から伝言板向かっていくグラスハート

リョウはファルコンの言葉をもとに半信半疑ながらもなぜか香を探し始めます。

そのとき、裏路地で
「ねえ、初めてのキスっていつだったか覚えてる?」
という香の言葉を思い出します。

「最低の初キスだったよなぁ」
と壁に寄りかかりふと足元をみると

グラスハートの描いたXYZの文字

やっと彼にあえると思い、ドキドキしながら伝言板に向かうグラスハート

ここで、老人の言葉がかぶってきて

「時代なんじゃろうて」
「そんなものはとうとう去年・・・」

伝言板はたどり着いた場所にはなく、倒れるグラスハート

それを抱き留めるリョウ。

エンジェルハート 第9話 衝撃の邂逅

グラスハートをなじみの病院につれていくリョウ
そこにいるのは路地裏でグラスハートがあった老人ドク

この娘のようにシティーハンターを求めているものがたくさんいるとリョウにといかけるも

こんな美女にもっこりしないなんてEDに違いない!といってふざけるリョウ。

そんなリョウに

「そんなに自分を許せないか?
愛するものを守れなった自分自身を」
とドク

それでも、おふざけモードのままのリョウに

「どんない医者でも治せん  か  ヤツの心の傷は・・・」

とそのとき、ドクがグラスハートの荷物からF617プログラフ 免疫抑制剤を見つけ驚きます。
そして、ナースの智ちゃんがグラスハートの胸に心臓移植の痕を見つけドクを呼びます。

目が覚め、ここがどこなのかにあせるグラスハート。
とりあえず、武器を探しメスを片手にドア越しに様子を伺います。

そこに、鏡越しの香が話しかけてきます。
「ここには敵はいない」

「私は槇村香 あなたは?」

「グラスハート」

エンジェルハート 第10話 こころとの対話

ファルコンのせいでさんざんな目にあったとキャッツアイでくだをまくリョウ。

それでも、「声は違ったが間違いなく香だ」
といいはるファルコン

見知ったやつが入ってきたら絶対わかると言い張るファルコンに、次に入ってきた人をあててみろとふっかけるリョウ。

「こんな時間にめずらしいな 冴子」
とずばり的中させるファルコンにおどろくリョウ

鏡越しの香と対話を続けるグラスハート

なぜ私に付きまとう、答えろ香!
と問い詰める声にはっとなるドク

「私はあなたの心臓」

と答える香

「カオリ これはあなたの心臓なのか!」
と問うグラスハート。

安らぎの気持ちは香の心臓の気持ちだとわかりショックを受けるグラスハート

そんなとき立ち聞きしていたドクの電話が

あわてて飛び出すグラスハート

待つんだ、香と呼び止めるドク

私はカオリじゃないといって逃げていくグラスハート。

「私は  独り」
と路地裏で泣くグラスハート

というところでエンジェルハート第1巻は終わりです。

エンジェルハート一覧へ

時間はかかりますが、エンジェルハートはマンガほっとで無料で読むことが可能です。
まんがホット エンジェルハート1stシーズン


↑画像をクリックするとアマゾンに飛んでレビューなどが見れます。

私はエンジェルハートは当初バンチが創刊したときから読み始めたのですが、とにかくおもしろいかつ絵がやっぱり綺麗。

毎号、楽しみにしてましたが、1話1話、短いんですよね・・・。週刊でがんばってらっしゃった北条先生だからごゆっくり書いていただくのに問題はまったくないのですが。

絵もシティーハンターの時ほど、トーンバリバリなかんじでなくて読みやすい。ほんと、個人的にはシティーハンターよりも大好きなのですが、知名度は圧倒的にシティーハンターの方がありますよね。キャッツアイと。

ファミリーコンポも心温まるお話が多いので時間ができたら紹介していきたい作品です。

エンジェルハートに関しては実写化までしちゃいましたもんね。

リョウが誰が演じるのかとても気になるところでしたが、上川さんはよかったと思います。

完璧にリョウは無理だけど、上川さん、私的には実写版としてはOKでした。グラスハート役に関してはほんとピッタリな子をつれてきたなという感じで。

ほかの冴子の高島さん、ファルコンのブラザートムさん、よかったのですが、ファルコン、いるわけないけど、とても巨人のイメージなので。トムさん、小さかった・・・・。

第1巻はまだまだ序章で、しかも香が死んでしまっているということでシティーハンターファンの方には受け入れがたい内容かもしれませんが、エンジェルハートは素敵なお話が多いかつ、絵が美しいので、是非是非、原作漫画の方を読んでみてもらいです。

タイトルとURLをコピーしました