真夏の方程式

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おくらばせながら、真夏の方程式を読んだ。
なぜ、こんなに発売日から遅れているかというと、市立図書館の予約待ちをしていてやっと届いたからである。
ハードカバーの本は、一回しか読まないことが多いのに、価格が結構高い上に、おいておくとかさばって仕方がないから、図書館で借りることにしている。
最近は蔵書の検索、予約、すべてインターネットでできるのでとても簡単。
届けば案内メールか電話(選べる)がくるし、受け取り図書館も指定できる。
希望の本がない場合は、リクエストをだすこともできる。年間の制限と値段の制限はあるし、リクエストが全部とおるわけではないのですが。
これが、ずいぶんと本好きの私には助かっている。
ただ、人気の本は本当に順番待ちが長い。
謎解きはディナーの後でなどは、本屋大賞をとる前くらいから予約したのに、まだ借りれない状態だ。
でも、積読をしてしまう私には本当に図書館はありがたい。
2週間という制限がつくので、積読にならないことも多い。
と、まあ、大好きな図書館の話はこのくらいにしといて本題に入りたいと思う。
真夏の方程式は、東野圭吾さんの、ガリレオシリーズの新刊です。
ガリレオシリーズ、はじめのころは苦手だったのですが、(本当に、こうやればできるんだっていうのはなるほどなんだけど、へ~という感じでお話事態が楽しいかというと私の好みではなかったのですが。)
聖母の救済から読み応えが出てきました。
私は東野圭吾さんは推理とかそういった部分より、人間の、どろどろした感情やわかっていてもどうしようもない部分を描くのが非常にうまいと思っています。
それがあまりにもリアルすぎて、殺人の門などはおも~くなってしまうのですが。
切なさもとっても伝わってきます。
人間ってそうだよねっていう部分がうまくって。
今回、秘密を背負って生きていくことのつらさ、守りたいものがあるときの人間の無償の愛がよく表現されていたと思います。
そしてミステリー的にも一見なんの関係もないことが全て結びついていくあたり、本当によくできていたと思います。
最近読んだ東野作品は、ちょっと残念なのが多かったので、今回は満足。
個人的にはとってもおすすめでした。
マスカレードホテルを読むのが楽しみです。
といっても順番待ちがまだまだなので、先の話になりそうですが。
その間に、ビブリア古書堂の事件手帖が届くと思うので、読書の秋は終わりましたが、楽しみたいと思います。

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