四畳半神話体系(本)感想

小説
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アニメでやっていたことも知らず、四畳半神話体系を読みました。

何故、この本を読もうかと思ったかというとパラドックスのお話を読みたかったから。

調べていたらこの本が紹介されていて、しかも神話とついている!

神話好きの私としてはこれは超マッチしてるといそいそとカリールを使って市立図書館で予約をしたのですが。

カリールやアマゾンで見た時は表紙が

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これ。

謎解きはディナーのあとでや、アジカンのジャケットなどでも有名な中村佑介さんのイラストが表紙でなんだか、キレイめおしゃれ感が漂っていたのに、

実際に届いた本は

キャプチャ

これ。

なにこれ?こんな本、予約したっけと思っちゃいました。

タイトルみてわかりましたけど。

どうやらアニメ化の際に、中村佑介さんの表紙に変更になったらしく。

しかも、市立図書館、歴史ありすぎでしょ~ってくらいの、ぼろぼろ状態の本がやって来ました。

水によるヨレがありますとの記載付きで。ほんとうにふるっって感じで手元にやってきました。

 

つくづく、本の表紙って大切って思いました。

太宰治さんの人間失格の表紙をデスノートの漫画家小畑健さんが描いた表紙にしたらバカ売れしたというのもうなずける。

そう、私は、ジャケ買い女。

 

表紙や、パッケージ、みためにおどらされる女です。

でも、一気に、ラノベの様になってしまっていますね。

でも、いろいろな人に興味をもたれるように策を練るのはとっても好きです。いいと思います。

と話はそれましたが、

若干、歴史がありすぎだろうと思い、そそくさとカバーを付けて黙々と読書をしていたのですが、

第1章、おもしろくない!

 

全然、話の意味がわからない。

なにが言いたいのか、登場人物の魅力もわからない。

主人公もなにやらあんまり、感じのいいやつじゃないし。むしろ現実にいたらうざいみたいな。

 

とにかく、個人的におもしろいとはおもえず、アマゾンのレビューなどを読みかえしてみました。

 

1章はつまらないけどと書いている人がいた。

 

そうか、この後面白くなるのか。そういうのもあるよね!

と思い第2章、第3章と読みました。

パラドックスなので、同じ文章が何度かでてくるのですが、なぜだか面白くなってきました。

これがなれるということか!

とサクサク気になる4章までたどりつき、3章までの時空が交差するという期待の4章へ。

 

私のなかで、4章、軽くホラーでした。

 

どこまでも続く、4畳半の部屋からでられなくなるのですが、

これって、

5億年ボタンに近い恐怖なのですが。私にとって。

5億年ボタンとは

内容は、何もない間で5億年過ごすだけで100万円が貰えるというアルバイトを持ち掛けられる、というもの。

ボタンを押すと間に飛ばされて、そこは餓死などの心配もなく、寝る事も出来ない。自分の身一つで5億年生きられる設計となっている。5億年経過すると、全ての記憶が消去され、元の場所へ戻る。

そして100万円を入手できる。

押した本人はボタン押して、ただ100万円出てきた様な錯覚に陥るが、実際は気が狂う程の5億年を過ごしている。
作中でも大した事いと思い、再びボタンを押してしまい、また気の長い5億年を体験するハメになる。

これは恐怖!

世にも奇妙な物語で三上博史さんが演じた懲役30日のような恐怖。

 

いつかは抜け出せるっていうのがあればまだよかったのですが、抜け出せる保証もないというのが怖かった。

 

まあ、結局ぬけだせたので良かったのですが。

 

なんだか、面白かったのか面白くなかったのかはよくわかりませんでしたが、最後は結構夢中になって読みました。

 

そして、アニメも見たくなった。

 

ノイタミナでやってたのね。こっち、はいんないや。

四畳半神話大系
原作・森見登美彦、監督・湯浅政明で贈る不毛と愚行の青春奇譚。2010年よりフジテレビ“ノイタミナ”ほかにて放送。
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